２０００年１２月２４日発
　１２月２４日、北海道新聞朝刊の地方版に新年度予算の内示に関して「いかにも道新さんらしいト−ンとタッチ」で書かれていたコ−ナ−がありました。
担当記者同士の座談会形式で表現されたものですが、半ばから後半にかけての私の発言をカッコ書きで記した部分で、実際の発言とかなり異なっていた部分があり、一応抗議しておきました。
その部分とは、『「鳩山さんにも汗を流すように言っておいて」とチクリ。」』とありましたが、実際には「鳩山代表に本会議で予算案を承認していただくよう要望しておいて下さい」と私の事務所に来られていた室蘭市の皆さんに申し上げました。

　これには背景があって、以前にもダイアリ−で書いたのですが、補正予算の際に民主党は本会議で反対決議をしておきながら、その夜に鳩山事務所から選挙区管内各所に予算の概要をファックスで連絡した件で、政党政治のあり方として矛盾している行為だし、ちょっと滑稽ささえ感じることだと思ったので、通常国会で審議が始まる新年度予算案にも反対するんだろうなと思いつつチクリと伝えたわけです。
道新の記事の全体としてのト−ンについては何ら申し上げることはなく、取材した記者の感性で書いてもまったく結構なんですが、当事者の発言の部分を書く時だけは出来るだけ正確に表現するというプレスとしての姿勢を守って欲しいなぁと思いました。
写真週刊誌ならいざ知らず、天下の道新さんですから特に配慮をお願いしたいものだと思います。
ちなみに担当デスクから間接的にきた返答の内容は、「全体としてそんなに意味は変わらないから訂正記事は書く必要はない」というものでした。
この記事のベ−スとなった場面には、苫小牧と室蘭、両支局から社会部（？）の若い記者が取材に入っていたので社会部的感覚でとらえているようにも感じましたが、もう少し品のある記事を書いてもらいたいもんですね。　こちらは真剣勝負で仕事をしていますので。

　とりあえず「道新マイペ−ス事件」として記憶しておくことにします。
今日はＴＢＳで取材していた報道特集がオンエア−されました。　室蘭で会合があったのでまだビデオを見てませんが、これから夜食を食べてから見ます。


岩倉博文

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