Olddiary

２００２年０３月０５日発

　今、５日の午後８時過ぎ、今年から入っている財務金融委員会の理事会をしているようですが、委員会の開催は微妙なところです。
昨日、外務省の調査結果が報告され１１日の予算委員会での証人喚問が決まったのを受け、明日、午前中に予算委員会で新年度予算を可決し、午後から財務金融委員会で可決、そして夜に衆議院本会議を開催して可決させる予定となっています。
財務金融委員会があと８時間かかるので、政府与党は今日のうちに僅かでも開催し、質疑を進めておきたいところです。
野党は、その申し出に難色を示し、今だ開催されない状況が続いています。
私も、事務所で待機中、お呼びがきたらすぐ行きますがその気配はありません。
今日のうちに３時間はしておきたいところだと思います。　そうすれば明日は５時間となり、午後１時から午後６時まで開催した後、採決、そうすれば午後７時頃から本会議を開催できます。
４月上旬に政府予算の支出が予定されており、予算を年度内に成立させたいというのが政府与党の立場です。
経済状況からしても「予算の年度内成立」は大切なことだと思います。
野党は、政局だけに焦点を合わせています。
外務省問題で国民の支持率が低下している、鈴木先生の証人喚問もある。　景気動向も良くない。　ここは、一気に落とそう、そんな感じがします。
まるで、ポリティカルパワ－ゲ－ムをしているようにさえ私には見えてなりません。
景気回復に向けて、限られたメニュ－のなかでいかに手立てをうつのか。
構造改革の道筋もしっかりと議論しなければならない時です。　自信と信頼を回復するために、日本の外交をどうするのか。　大事なときです。

　連絡が入り、財務金融委員会は開催不可能ということです。
野党が、席につかないようです。　明日、与党の単独採決になるのでしょうか？　残念なことです。
外務省問題は、外務省問題。　予算は、予算。
野党も納得した証人喚問、ここは国民生活に密接に関係する新年度予算をしっかり論議しましょう！
屁理屈や穴探しばかりにテクニカルな人材よりも、正義感と信頼感と正直な政治家をこの国は求めていると思います。
何とも残念な今日の一日でした。

岩倉博文

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