２００２年０５月０３日発
　今朝、予定より若干遅れて成田に到着、お昼の便で成田から千歳に無事帰還。
スリランカとインドは、一年中で一番暑い夏の初め、確かに東京でも涼しく感じましたし、千歳に着いたときは寒ささえ感じました。
全ての日程を成功裏に終え、スリランカとの国交５０周年を記念しての訪問団事業、そして中村光雄連合後援会長の在札幌スリランカ国名誉総領事就任証伝達式、インドとの国交５０周年記念訪問、それぞれにハ−ドな日程でしたが楽しい一週間でもありました。
（スリランカ・インド訪問報告については、近々ポリシ−コ−ナ−に書きます！）

　正式に名誉総領事に就任いただいた中村会長ですが、４月２９日、フェルナンド外相執務室において同大臣から直接中村会長に就任証が渡されました。
スリランカ国にとっては、日本で５人目の名誉総領事となります。
フェルナンド外相、野呂田芳成会長（日・ス議員連盟会長）以下同行議員も全員出席のなかで就任証を受け取った中村名誉領事から日本とスリランカ両国の友好親善の為に努力を尽くしたいという主旨のご挨拶があり、名誉総領事の就任を本国において、本国の閣僚から直接受けるということのもめずらしいことだと思うんですが（通常は大使館経由で行われます）、野呂田先生も大変喜んでおられました。
大変恥ずかしいことでしたが、スリランカ（当時の国名はセイロン）が日本の国連加盟の際に極めて重要な役割を果たしたという歴史を私自身は知りませんで、今回の訪問に際して外務省からもらった資料で初めて知ったのですが、私自身も今回の訪問でご縁が出来ましたので名誉総領事 館の活動を通じていろいろとお付き合いをしていきたいと思っています。
中村総領事、どうぞよろしくお願いします！

　スリランカでは、大統領、首相はじめ政府関係者、インドでも大統領はじめ同国要人にお会いすることが出来ました。
そういった場で、敗戦から極めて短期間で復興を遂げ経済大国となった日本に対して「尊敬の念を抱いている」という言葉が随所で聞かれ、同時にＯＤＡ（政府開発援助）に関する話題も多く聞くことが出来ました。
スリランカは国内に内乱を抱えており、インドでも一部の地方でさまざまな問題を抱えています。
政治の世界に入って初めての南西アジア訪問でしたが、「日本の政治の現況」をしみじみと「平和ボケ症候群！」だなぁ、つくづくそう感じた訪問でもありました。
もう一度足元を見つめなおして、当面の課題、中長期的な課題に正面から取り組む必要があると実感しています。

　留守の間にいろいろな事が起こったようです。
大使館から連日のようにニュ−ス関係資料をもらっていましたのでヘッドラインスは時差なく把握していました。
来週から国会も大変になりそうです。　札幌と苫小牧で１日に鳩山代表が挨拶をした内容を読みましたが、またここぞとばかり「いつものト−ン」で発信しています。
当面の政局なんかどうでもいい！　「政治の信頼回復！」、国会議員全てがこのベクトルで短期集中して取り組まなければならないところだと思っています。
国民から信頼されない政治ほど空しいものはありません。
国民と政治との信頼関係がある一定のレベルで成り立っている、このことが必要絶対条件なのだと思います。
全てを政局として捕らえる昨今の風潮、ここが「平和ボケ症候群！」たるゆえんです。
「自民党的体質を改めない限り日本は良くならない！　政権交代を！」と叫ぶ鳩山代表、そんな２０世紀を引きずったポイントで発信しないで、自らの国家像、求めている政治風土をしっかり示すことのほうが大切なのではないでしょうか！
有権者へアクセスするポイントも改革する必要があります。
政治全体がさまざまなレベルで考えなければならない、さまざまな出来事を政局に直結させるのはマスコミだけでいい！
２１世紀、視点を変えましょう！　自民党もそうです！
党内改革、国民から信頼を勝ち取れる責任政党として「風土の改革」を急がなければなりません。
日本だけではなく、いろいろな国で新しい挑戦が求められている、今回のスリランカ、インドをみてそう感じました。

　さぁ、がんばりますよ〜！
以上、とりあえずの無事帰国報告でした。　訪問団報告は後日ポリシ−コ−ナ−で！


岩倉博文

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