２００２年０５月２３日発
　国会は、有事法制関連法案の扱いを巡って空転、今日は本会議も委員会も立ちませんでした。
野党は明日も審議拒否のようです。
国会のゴタゴタをして、「小泉政権の指導力のなさ」　「与党の横暴」等々をイメ−ジづけて有権者の印象を野党に向けるという戦術なのでしょうが、まったく前時代的な事象としか私には映りません。
昨日、ある先輩議員に政治の現況を批判する意見を申し上げたら、「でもね〜、これも民主主義だよ！　大切なことは議会のル−ルをしっかりと守ることだと思う！」とおっしゃってました。
確かに国会審議があまりにもスム−ズだとマスコミから「与野党馴れ合い政治！」という批判がくるのでしょうし、ゴタゴタが過ぎても政治不信に繋がってしまうのでしょうし、なかなか難しいものだと思います。
見る人が見ればわかるのか、とにもかくにも与野党の攻防、来週から正常化するのでしょうか？
来週も大変な一週間になりそうです。

　夕べから苫小牧の若手が上京して会食、今日は国会見学をしていきました。
会食には、橋本聖子参議、松山政司参議、高木毅衆議、小渕優子衆議にも来てもらいました。
そして、今日は麻生太郎政調会長にもご挨拶することが出来、写真撮影も！
国会が空転中だったので本会議は傍聴できませんでしたが夕方帰道しました。
政治の現場を肌で感じて、いずれは政治家を目指してもらいたいと、若手が来た時にはいつも感じてしまいます。
少し前まで「政治家になりたいなんて思う輩は大した者ではない！」と思っていた自分自身の反省も含めて、若い人材に政治の現場に直接ふれた上で政治に対する意見を持ってもらいたいと思っています。
メディアを通して「政治」を感じるのではなく、「政治」を体感して欲しいんです。
一泊二日で全てを感じることはもちろん不可能です。
でも、彼らにとって今回の経験でメディアから伝わる政治報道を受け取る意識が少し変わってくると思います。
出張の時など一人でもいいのでどうぞ皆さん、東京に来たら寄ってみてください。
そして、政治の現場を見てください。　お待ちしています！

　衆議院は明日も空転状態だと思うので、予定より早めに帰道すると思います。
今週は、けっこう多忙な一週間でした。
では、失礼します！


《本会議報告》
5/21(火)衆議院本会議（所要時間　３時間）
・採決議案　「更正保護事業法等の一部を改正する法律案」可決〜全会一致
・採決議案　「気候変動に関する国際連合枠組条約の京都会議定書の締結について承認を求めるの件」可決〜全会一致
・採決議案　「証券決済制度の改革による証券市場の整備のための関係法律の整備等に関する法律案」可決
　　　　　　　　賛成〜自民、公明、保守、自由　　反対〜民主、共産、社民
・採決議案　「地球温暖化対策の推進に関する法律の一部を改正する法律案」可決〜全会一致
・趣旨説明及び質疑　「日本郵政公社法案」「同左　施行法案」
　　　　　　　　　「民間事業者による信書の伝達に関する法律案」「同左施行法案」
　　　　　　　　　（４法案一括説明者　片山総務大臣）


岩倉博文

トップページへ　　 戻る（ＢＡＣＫ）