2002年07月10日発
 台風の影響か、お天気が良くないです。 蒸し暑さだけはありますが!
昨日の本会議で郵政公社関連法案が可決し、参議院に送られました。
党内でもこの一ヶ月連日のようにさまざまな議論のあった法案でした。
先週の登別での懇談会では、出席者の方から「ここ数週間、野党の顔が見えないけどどうなってるの?」という質問がありました。
確かに郵政公社関連法案に関する限り、自民党内部の議論は連日メディアを通じて報道されていましたが、野党の動きについてはほとんど発信されませんでした。
私自身も国会内で野党の動きが見えないなぁと感じて、民主党議員に「党内で議論してるの?」と聞いたほどでした。
議論するといろいろと党内で問題が生じる場合には、執行部に対応を委ねるという、野党の伝統的な手法だったのでしょう。
自民党内の「抵抗勢力」の存在がメディアを通して発信され、結果として内閣支持率が向上する、このパタ−ンがまだ健在のようです。
一部の世論調査では今週50%を超えたところもあります。
なかなか与野党の白熱した論戦という空気にはならないものなんだなぁと感じました。
有事法制にしても同様です。
自民党内部でも世代間で温度差があります。
戦争経験世代に慎重論が多く、戦争未経験世代に積極論が多い、こんな図式があります。
時期を同じくして発生した自衛隊内部の問題で今国会での審議は難しい状況ですが、この有事法制も野党、特に民主党内部ではかなりの温度差があります。
自民党では国防部会で連日のように議論をしてますが、これも野党内部の動きが見えてきません。
確かに党内議論をするとメディアに発信されるので、あえて抑えているのかも知れませんが、でも、国民に党内議論の経過を知らせることも大切なのではないかと思います。
自民党・抵抗勢力が与党内野党の役割をしているとさえ思える昨今、それは逆に野党の顔が見えていないということでもあります。
政治スキャンダルの時だけしか見えてこない野党の顔、政策面での与野党の真剣な攻防が必要なのではないでしょうか!
反対のための反対、意味がないです! 与党が右だから野党は左、遠い昔の自社時代からの脱皮を望みます。

 今週は本会議がないとのこと。 委員会は連日開催されています。
党内の勉強会も連日開催されています。
今日は「日本のみなとを考える若手議員の会」 「正路会(これからの道路行政を考える若手議員の会)」がありました。
来年度予算編成に向けて基本的な考え方をワ−キングしています。
頭脳がもう一つ欲しいと感じる今日この頃です。


☆7/9(火)衆議院本会議(所要時間 50分)
・採決議案 「日本郵政公社法案」可決
      賛成〜自民、公明、保守、社民  反対〜民主、自由、共産
・採決議案 「日本郵政公社法施行法案」可決
      賛成〜自民、公明、保守、社民  反対〜民主、自由、共産
・採決議案 「民間事業者による信書の送達に関する法律案」可決
      賛成〜自民、公明、保守  反対〜民主、自由、共産、社民
・採決議案 「民間事業者による信書の送達に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案」可決
      賛成〜自民、公明、保守  反対〜民主、自由、共産、社民


 佑介に電話したら草津もまだ雨が降っているとのこと、台風は夜中に東京を通過するとのことですが、明日いっぱい雨が続くのでしょうか?
蒸し暑さだけは強烈! 夏は北海道がいいです!


岩倉博文


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