２００２年０９月２０日発
　17日の日朝首脳会談、拉致された皆さんの安否についての第一報が入って、大きな衝撃が国中に広がりました。
何とも言い難い怒りを感じます。　亡くなられた皆様のご冥福を心からお祈り申し上げます。

　同時に、ご遺族に正確な経過と状況について納得のいく説明を政府は責任をもってしなければならないと思います。
そして、生存が確認された４名と日本政府が確認できない１名について、本人の意思確認を急ぎ、ご家族が現地に出向いて会われるように日朝間の最優先事項として取り組むことが必要だと思います。

　かなり以前に若手議員数名でこの拉致疑惑問題について議論したことがありました。
その時にも安否についてはさまざまな意見がありました。
私自身は、17日に小泉総理が訪朝することに至るプロセスで、北朝鮮側が拉致疑惑問題について突っ込んだ扱いがない限り、小泉総理の訪朝はあり得ない。
訪朝を受け入れた前提として安否の確認と本人意思確認は既に終わっている、と感じていたのですが、かなり以前の議論で、同僚議員が安否について厳しい意見を述べていたことを思い出しました。
私にとっては「今だ戦後は終わっていない！」ということを体感した事件となってしまいました。
今回の総理訪朝、そして日朝首脳会談についての「評価」という視点で連日報道がなされてますが、今は拉致問題の解明と生存者の確認を最優先すべきだと思います。

　地元日程が続いてましたが、昨晩上京し、今日の東京日程を終えて、今はＪＡＬ５２３便の機中です。
今朝、久しぶりに党本部での部会に出席しました。　さすがに議員出席は少なかったです。
代理の秘書さんたちは多数いましたが、いつもは議員出席が多い農林水産部会、海外出張や地元日程で来られない先生が多いようです。
お昼には茶道表千家同門会の教授者講習修了式に出席、一昨年から表千家道南支部長をしており、今日も支部からこの修了式に出られた方がいたので、日頃支部長として何にも出来ないので、昨年に引き続き出席した次第です。
講習を修了された皆さん、おめでとうございました！
午後からは来客対応、夕方には税理士協会の全国大会に出席。　北海道からも代表の方々が参加されていました。
飛行機の都合で中座してエレベ−タ−に乗ろうとしたら、大木環境大臣が降りてこられ、「24日、行きますよ！」「よろしくお願いします！」とご挨拶させていただきました。

　政策秘書の留川君が新婚旅行でスペインに行っているので、この間毛利君が東京事務所に来ていましたが、政治の世界にもすっかり慣れた様子で表情にも落ち着きが出てきました。
地元にいると日程に追われてスタッフの顔もなかなか見られませんが、国会閉会中は東京のほうが余裕を持てる感じです。
明日から月末にかけて忙しい日程が続きます。　私にとって「熱い秋！」、大変で〜す！

　さ〜て、そろそろベルト着用アナウンスが入る頃です。
今日は北風、苫小牧側からの着陸のようです。　前方に苫小牧の街の明かりが見えてきました。
現苫の上空で車輪を出し、その頃には機内のスクリ−ンに新千歳の滑走路が見えてきます。
この便も満席、新千歳−羽田、恐らく今年も搭乗客記録が更新されることと思います。
では、この辺で！


岩倉博文

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