２００３年０１月２７日発
　平成14年度補正予算案が衆議院を通過しました。
与党３党が賛成、野党が反対、明日から参議院で審議されます。
午前中に上京したのですが、午前中の予算委員会が何度か審議ストップとの報だったので、本会議も遅れるなぁと思っていましたら、午後からの予算委員会で少し取り戻したようです。
予算委員会での採決が終わり、関連法案を総務委員会で審議、採決。午後７時過ぎから本会議が始まり、与党３党から賛成討論、野党各党から反対討論があり採決、賛成多数で可決されました。


☆１／２７（月）衆議院本会議（所要時間　５０分）
・採決議案　「平成１４年度補正予算案」→可決
　　　　　　賛成〜自民、公明、保守新　　反対〜民主、自由、共産、社民
・採決議案　「地方交付税法等の一部を改正する法律案」→可決
　　　　　　賛成〜自民、公明、保守新　　反対〜民主、自由、共産、社民


　ここ数日、小泉総理の予算委員会での発言がメディアの集中攻撃にあっています。
「〜大したことではない。」という箇所だけを何度も放映されているので無責任な発現という印象が広まったのですが、あの箇所の答弁全体を聞いてみるとニュアンスが違っています。
そして、ここぞとばかりの政策バッシング。　メディアの無責任さには驚かされます。
まるで自分たちが国をつくっていると言わんばかりの発信、未成熟な日本の象徴だと感じています。
日本の思考風土、何とかしなければならないと思います。
ここは、皆で知恵を出して国難を乗り切らなければならないところ、政治はショ−ではなく、政治は現実です。
視聴率だけを狙った番組が毎日放映される社会の難しさ、「ダメだぁ〜、ダメだぁ〜」と言うことが正義だと思い込む社会に成り下がりつつあるようです。

　もちろん総理の発言は軽率ではあったと思います。
しかし、前後の発言を聞いた人とあのフレイズだけを聞いた人とでは別な印象をもつことでしょう。
毎日、毎日、これでもか、これでもか、と言って騒ぐほどのことではありません。
そんなことよりもっと真剣に考えなければならないことが山ほどあります。
「大衆は愚なるがして賢なり」、政治をショ−化しないで見て欲しいとつくづく思う今日この頃、少なくてもメディアは、言葉尻よりも予算委員会での論戦に興味を持って欲しいものだと思います。

　本会議終了後、久しぶりに同期生数名と食事をしました。
増原（広島）、山本（愛知）、吉野（福島）、三ツ林（埼玉）、林（大阪）、松野（千葉）、中本（神奈川）そして私。
赤坂の居酒屋さんですが、一人５千円の割勘、腹いっぱいになりました。
国会のこと、選挙のこと、政局のこと、先輩議員のこと、話題には事欠きません。
いつもは日程が決まっているのですが、今日は本会議が夜だったことと、予定通りに日程が進むかどうか予断を許さなかったので、本会議の後の日程を皆さん入れていなかったのでしょう。
最初は本会議場で隣通しの吉野議員、山本議員と「飯どうする？」から始まってすぐに決まったものですが、皆宿舎に帰っても一人暮らしですから、宿舎の食堂で一人で食べるよりは皆で食べたほうがおいしいですよね、騒がしい夕食会でした！

　明朝は８時から党本部で部会があります。
地元日程がけっこうタイトだったので、今日は早目に寝ることにします！


岩倉博文

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