２００３年０６月１４日発
　１３日付け読売朝刊の社会面に「オオハクチョウ国内繁殖を確認・苫小牧ウトナイ湖」という見出しで写真入の記事が載ってました。
苫小牧に関連した記事で全国ネットワ−クに流れる報道といえば、経済面では苫東問題、スポ−ツ面ではアイスホッケ−とスピ−ドスケ−トが圧倒的に多かったんですが、うれしいもんですねぇ〜！
日本野鳥の会の皆さんも大変ご苦労されているようですが、以前から「政治のマチ」「砂漠のマチ」「文化不毛の地」「色でいえばグレ−」とよく言われてきたマチですから、これらの言葉を聞くたびに多少ムッとしながらも「そうかもしれないなぁ〜」と思ってしまっている市民（私も含めて）も多かったんです。
ウトナイ湖がバ−ドサンクチャリ−に指定されて、ここの話題が全国ネットワ−クに載るようになってからマチのイメ−ジが「グレ−」から「オレンジ系」に少しだけですが変化したように感じるんです！
オオハクチョウが国内で繁殖したのは初めてとのこと、新千歳空港と苫小牧東部港のちょうど中間に位置するウトナイ湖、北風の時は最終的な着陸態勢に入るのが港を過ぎた時点、間もなくウトナイ湖が窓から見えてきて着陸１分前となります。
ヒナが元気に育つよう心から祈りたいと思います！

　室蘭の地球岬には隼の巣があるんですが、地形的に岬あり測量山あり増市あり地形に変化があってそれが情緒をかもし出しているマチです。
その自然の地形と白鳥大橋とがマッチィングして見えるポイントがいくつかあるんですけど、そんなポイント探しもおもしろいかも知れません。
伊達は高速道路から噴火湾と有珠山と街並みがマッチイングするいい角度の景観ポイントがあります。
登別がマチ全体を望めるポイントというのがなかなか難しいので、今度じっくり探さなきゃと思ってます。

　昨日の話をもう一つ、朝の党部会で国土交通部会・観光特別委員会の観光問題対策小委員会でSARSの影響と対策について議論がありました。
観光業界からのヒアリングだったんですが、その中に小豆島から来られた方がいて現況について報告されていました。
自主休業を余儀なくされたり、キャンセルが続出したり、雇用問題があったり、資金繰りで苦労していたり、大変な状況のようです。
３年前に有珠山噴火災害直後からの風評被害を体験したばかりですから、より積極的な国の関与が必要だと感じました。
難しいのは、あまり国が関与し過ぎても諸外国から見れば過剰反応とうつって「日本は隠しているのではないか！」という印象を与えてしまう、既に欧米ではそんな風評も出ているという報告もあります。
「観光産業」わが国にとって今後も大切なコアですし、北海道にとっても近未来に向けての重要な産業基盤ですから、国にも知恵を絞ってきめ細かなSARS対策を発信して欲しいところです。
同時に、これは人ごとではありません。　洞爺・登別等道内の観光地にとってもアジアからの観光客は大切にしなければならない昨今であります。
一日も早く風評被害がおさまる事を願っています。

　今は関空から千歳に向かうＡＮＡ１７１７便の機中。　久しぶりにＡ３２０に乗りました。
今朝、新幹線で大阪に来て、同期の林省之助先生の会に出席、中座してこの便に乗っています。
林先生は江藤・亀井派、この世界に入る前は関西大学教授（古典文学）、偶然ですが関学アイスホッケ−部の顧問もしておられた先生です。
個性豊かな先輩ですが、私の選挙区にも何度か来ていただいてます。
それにしても新幹線「のぞみ」は速いですねぇ〜。　東京駅から新大阪駅まで２時間３３分、佑介に迎えに来てもらって久しぶりに会うことも出来ました。
江藤先生、亀井先生はじめ一期生の仲間数名も来てました。
大阪は道路事情が東京よりも悪いということで少し早めに中座させてもらい関空へ、羽田は慣れているせいかそんなに大きくは感じませんが、関空はデカく感じますねぇ〜。

　昨日の党総務会でイラク復興支援特措法が了承され、臨時閣議を経て法案が衆議院に提出されたようです。
これから与野党間で議論されますが、既に１６カ国がイラクで支援活動をしており、１０数ヶ国が近々参加することが既に決定されています。
国際社会のなかでイラク復興は当面する最大の課題の一つ、私は国力に応じて復興支援活動に自衛隊を参加さすべきだと考えています。
戦闘区域の線引きが問題視されていますし、後方支援の範囲についても議論されますが、湾岸戦争以来の自衛隊のさまざまな国際支援活動については国内で報道されてきた以上に他国からの評価を得ていると思っています。
ただ、憲法で定める範囲は犯すべきではなく、背伸びする必要もまったくなく、わが国として可能な範囲を世界の恒久平和構築のために粛々とすることが求められていると考えます。

　先週は帰っていないので２週間ぶりの地元、千歳に到着後、苫小牧で遅くまで地元日程がありました。
明日も登別、室蘭、そして苫小牧でいろいろな日程が入っているようです。
会期も１ヶ月程度の延長になりそうです。　イラク新法の党内調整がおさまったので会期末の解散はなくなりましたが、ここ数日党内調整がおさまらなかった場合には解散・総選挙もあるのではないかという観測が一期生の間でけっこう出ていたんですよ。

　さ〜て、いよいよ着陸、おっ、苫小牧側からの着陸のようです。　ウトナイ湖が見れま〜す！
北海道、天気は悪いようですが、涼しさがいいですねぇ〜。
皆さん楽しい日曜日を！


岩倉博文

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