２００３年０６月１８日発
　第１５６回通常国会は４０日間の会期延長となり７月２８日までの会期となりました。
昨年の第１５４回通常国会も４２日間の会期延長でしたから、昨年に引き続きということになります。
昨日の衆議院本会議で各党の反対討論を聞いていて、政治の虚像部分にふれてしまったような気がしてしまいました。
党利党略むき出しで堂々と反対討論を続ける野党議員の論旨を聞いていて「これが民主主義か〜！」と言われても、まったく説得力のないものに感じたんです。
恐らく会期延長に反対を理由にして、しばらくは国会が空転、世論の動向を見ながら駆け引きをしながら正常化にもっていく、こんなシナリオをたった３年しか経験のない議員に即座に見通されてしまう国会運営に１９世紀の匂いを感じてしまいました。
それも、この流れを随分から読んでいて、その為に法案審議の引き延ばしを操ったのは当の皆さんたちですよ！　古いですよ〜。
自社対立時代が終わってなお自社対立時代の手法が色濃く残ってしまっている、そんな事を感じながら野党各党の反対討論の論旨を興味深く聞いてました。
そして、今日も共産党の論旨が一番明確で何故反対か！というポイントが良くでていたと思います。


☆衆議院本会議（6月17日・火・所要時間　50分）
・採決議案　「会期延長の件・４０日間」→可決
　　　　　　賛成〜自民、公明、保守新　　反対〜民主、自由、共産、社民


　イラク特措法並びにテロ対策特措法改正案の本会議での趣旨説明は少し遅れることになりそうです。
経済対策に集中したい局面ですが、どうも小泉政権はそこに走ろうとすると外交案件が目の前に現れる、そんな繰り返しが続いていると感じていますが、ここのところ株価が少しだけ上向いてます。
イラク戦争の終結・復興、米国企業の収支改善はじめ市場にあった閉塞感が少しだけ刺激される動きが反映されているのではないかと思いますが、今後数週間の株価の推移に注目したいと思います。

　昨日の夜に衆議院本会議がたち会期延長が可決したので、今日は予定通り地元日程のために午後から日帰りで苫小牧に行ってきたんです。
昨日のお昼の時点では本会議がいつになるのか分からない状況だったので無理かなぁ〜とも思っていたんですが、本来水曜日は本会議定例日（衆議院は火・木・金）ではないのと委員会も会期末なので開催されませんし、会期延長問題が予定通りいけば地元日程を取れるという読みだったんです。
昨日の本会議で隣の宮澤先生に「明日の午後から地元日程なんだよ、日帰りだけど！」と言ったら「へぇ〜、よく日程入れたね〜、勇気あるね！」結果は予定通り日帰りすることが出来ました。
宮澤先生の読みはこうだったんです。　１７日の本会議は野党の抵抗でたたない、最終日１８日に衆参両議院で本会議をたてて審議するがギリギリまで引き延ばす、というものでした。
まぁ、いずれにしても各党の国会対策委員会（国対）は大変です！

　さ〜て、会期延長が決まってイラク特措法は７月４日頃までには衆議院で可決し、参議院に送らなければなりません。
積み残しの法案もけっこうあるので忙しくなるのではないかと思ってますが、大切な法案ですから引き続き緊張感をもって望んでいきたいと思ってます。
内閣が本通常国会に上程を予定していた法案の数が１２１件（その他、議員立法（与党）８件他があります）、今日までに成立した法案が９２件（除く、議員立法が５件）ですから、あと２９件の法案が残っていることになります！

　今は日帰り帰途のＡＮＡ７６便で羽田に向かってます。
約５時間の地元滞在でしたが、何回も書いてるように梅雨時期は地元が最高です。　今日もいいお天気でした！
そうそう、苫小牧事務所のフェンスに「愛郷無限」というコピ−を入れました。　もう一面にも入れる予定です。
梶山静六先生の造語と聞いてますが、ご長男で同期の梶山弘志先生の了解をもらい、使わせていただくことにしたんです。
地域の現状と未来に憂いを感じて入った政治の世界、この言葉がそんな自分の心に響くんです。
一番最初にこの言葉と出会ったのが弘志先生と最初に出会った時、彼の名刺に入ってました。
他にも数人の自民党先輩議員が使っているようですが、弘志先生と次第に親しくなったので聞いてみたんです。
そしたら「岩倉さん、どんどん使って！」と言ってくれました。
今後、いろいろな場面に登場してくるコピ−となります。　よろしくお付き合いの程を。

　忘れてました！　まだ食事をしていませんでした。
今日の地元日程は潟Cワクラの創立９０周年とホモゲン工場操業５０周年を記念しての内輪の祝賀会でした。
午後３時３０分から殉職者慰霊祭、午後６時からの祝賀会、７時２５分発のフライトだったので、ご挨拶が終わって乾杯をした直後にホテルを出ました。
飛行場に着いたのが７時１５分くらい、お弁当を買う時間もなくて飛行機に乗ってしまったんです。
まぁ、東京まで我慢します！

　へぇ〜、外はすっごい強風のようです。　来る便も揺れましたが、久しぶりの揺れ。
機内アナウンスで「到着まで揺れます！」と。
強い低気圧なのでしょうね、勘弁してくださいよぉ〜。

　では、機中から失礼で〜す！


岩倉博文

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