２００３年０７月０１日発
　天皇皇后両陛下がお元気で新千歳空港にご到着されました。　私も空港でご奉迎申し上げました。
千歳空港から有珠山噴火災害の復興状況をご視察いただくことになっていますが、心配されていたお天気もまずまず、この5日間のご行幸啓が恙無く終わりますよう心からお祈り申し上げます。
新千歳空港にも大勢の方々がご歓迎に来られてましたが、お車を降りられてビルに入られる時に、その方々に手をふってお応えになっていた両陛下のお姿を間近に拝見させていただくことが出来ました。
小学生の時、昭和天皇が苫小牧に行幸され、確か役場前で国旗をふってご歓迎させていただいた時のことを思い出しました。
わが国の象徴としていつまでもお元気であられますことをお祈りいたします。
ちなみに明日からのお天気もいいようです！

　私は奉迎行事の後上京、国会事務所で地元からの来客対応、本来であれば火曜日ですから本会議の定例日だったのですが、どうも調整がつかずにたたなかったようです。
与党はまだ可決させたい法案が20件以上残っている現状ですから定例日には本会議をひらいて１件でも多くの法案を通過させたいわけですが、野党はイラク復興支援特措法審議に集中すべしという大儀を前面に出して本会議開催を拒んでいるのだと思います。
青森県知事選も大方の予想に反して自民推薦候補が勝利し、益々野党がガ−ド（？）を固くしつつあるという局面のように感じています。
これらを総称して与野党の攻防と言っているのですが、何が攻防か！　ちょっと分かりにくい国会の一側面だと思います。
今週の最初の壁、民主党がイラク新法修正協議に応じるのか否か注目が集まっていましたが、今日の民主党内調整で「修正案提出」の方針と決ったようです。
ただ、修正案の中身について私自身は疑問をもってます。　どうなりますか！

　昨夜、苫小牧樽前山神社の永井宮司が亡くなられたとの報が届きました。
ずっと入院されていて危篤状態が続いていたんですが、もうすぐ樽前山神社のお祭り、何とかお祭りが終わるまでがんばって欲しいと多くの氏子が願っていたのですが、誠に残念です。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
今朝、ご弔問にお伺いしました。　入院した直後にお見舞いに行った時にはベットの上に座って元気に話をしていた宮司でしたが、帰る時に「おい、ヒロちゃんもがんばってよ〜！」とかけてくれた言葉が最後でした。
今朝、小さくなってしまったお姿を見て「長い間ありがとうございました」と申し上げました。
私が青年会議所に入会する時も宮司が推薦人、沢山の思い出があります。
「跡継ぎもしっかり育っているので安心してお休み下さい！」と語りかけたら「みんな、頼むよ〜！」という宮司の声が聞こえてくるようでした。

　マニフェスト（政策綱領）という横文字がトレンドとなって久しくなりましたが、どうも英文字に弱い日本社会の風潮がまた出てきているのではないかと心配です。
確かに「公約」のあり方については問題もあると考えています。
ただ、わが国の政治風土や戦後の政治史等を前提として捉えなければ意味がないのではないかと思ってるんです。
もう一つは選挙制度と公約の関係です。
これも熟慮しなければならない問題で簡単にマニフェストと叫ぶことは可能ですが一過性のファッション現象になってしまっては意味がないですし〜。
苫小牧市政も議会中ということもありますが選挙が終わって２ヶ月しか経っていないのに「選挙公約」に対する評価が議会に出てきているようです。
「評価する側の質の評価」もしなくてはならない昨今でありますが、やはり一定期間を経て評価はなされるべきだと思っています。
同時に、公約評価と政策評価をごちゃ混ぜにすべきではないと、特に選挙公約などは並列的、或いは横並びで見るべきではなく、評価するにしてもしっかりと分類して評価の根拠と基準を示すべきです。
イメ−ジで評価しても何の意味を持ちません。
議会の活性化のためには活発な論戦が必要ですが、”意味のある論戦”を期待したいで〜す！

　本当に久しぶりに金曜日に帰道して火曜日に上京ですから家で３泊しました。
３泊すると何となく東京へ行くのが億劫になってしまう感じがしちゃうんですよねぇ〜。
また蒸し暑い東京かぁ〜、と思いつつ羽田に着いたらそれ程でもなく一安心、小雨降る東京でした。
今日明日と地元の方々が多数来られます！　では、また！


岩倉博文

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