２００３年０９月０９日発
　野中広務先生が夕方に記者会見をされて今季限りの引退を表明されたとの事。
今日のお昼に総裁選、藤井孝男候補の選挙事務所があるキャピタル東京で定例の選対会議開催時に行くことが出来ました。
野中先生はじめ上京中の議員がいて打ち合わせがありましたが、その会議終了間際に野中先生から今回のグル−プ内での総裁選候補者擁立に至るプロセスとその後の動きに対してご自身のご意見を述べられ、いつもとは違うところまで踏み込んでお話をされていたので、ちょっと気になっていました。
でも、普段とは変わらぬ様子で過日の登別国政報告会に来ていただいた御礼を申し述べ、一期生４人と共に選対会議に臨んでいました。
野中先生は党本部で開催された立会演説会にも出席されていました。
夕方、来客対応があって党本部の近くにいて懇談していましたらメ−ルが数件入りました。
マナ−モ−ドにしてますが、電話かメ−ルかの識別はバイブで分かります。
時間的に一件は道新の速報メ−ルでしたが、後は何だろうと思っていたのですが、来客日程が終わって羽田空港に向かう車のなかで引退記者会見の情報が入っていたので驚いた次第です。

　先生のお気持ち、お察し致します。
グル−プ臨時総会で藤井先生の擁立を「温かく送り出そう！」という表現で橋本会長がまとめられたところまではいろいろあったものの野中先生もご了承されていたと思います。
しかし、それ以降、幹部の中の行動に危機感を抱いたものと私は感じています。
１期、２期の連中が重い決断をして行動している最中にグル−プ幹部が考えられない行動をとった、このことは野中先生にとっては政治家として許しがたいことであったろうと思います。
直接お話しているわけではありませんので私自身の推測ですが、このままではグル−プを離れるか、しかしそうすればグル−プが割れる、自分が身を引くことでグル−プの分裂だけは回避しようとお考えになったのではないかと思います。
以前から、若手議員に「もう、悪役はやめて下さい！」と言われてきた野中先生でした。
「悪役は一人でいいんだよ！」と常に悪役を演じてこられた野中先生、誠に残念なことです。
この総裁選だけは野中先生の思いを心に刻み、行動しなければならないと率直に思った次第です！

　総裁選に立候補された４人の候補者の立会演説会がありました。
小泉、藤井、亀井、高村、この順番で一人２０分間の演説でしたが、それぞれに個性が出ていて興味深く聞きました。
小泉総裁が外交と経済の２点を重点的にまとめられ、３人のチャレンジャ−が主に経済政策に対する反論、或いは政策の優先順位の違いをアピ−ルされていました。
こういった政策論争こそが総裁選挙の大きな意義だと改めて感じた次第です。
党本部での立会演説会のあと新宿で街頭演説会、この後も札幌、名古屋、大阪、と全国４ヶ所で街頭演説会があります。
札幌は１３日の土曜日、午後２時３０分から大通り公園で４候補が揃います。
藤井孝男陣営は、その後午後４時から札幌パ−クホテルで励ます会を予定。

　東京は昨日とは違って厳しい残暑でした。
当初は明日の朝、羽田を出発して千歳からまっすぐに日高に入り、日高日程を終えて千歳から東京に戻る予定でしたが、夕方で東京日程が終わったのと明朝苫小牧で打合せをする為に帰道しました。
打合せが終わったら予定通り日高に入り、夜に東京に戻ります。
明後日には日高の町長さんたちが上京、台風１０号被害の要請で関係省庁をまわる予定です。
今日も地元の要請対応、町長さんや議会の皆さんと省庁を回りました。
それぞれの市町村が課題を抱えています。　地元の方とご一緒する度に「がんばらなきゃ〜」と思います。

　今日、東京で東映株式会社の岡田社長とお会いしました。
北海道が舞台の映画を製作するそうです。　いろいろご協力させていただくことになりました。
映画の世界も私にとっては初めてのこと、主演が吉永小百合さんと決っているようです。
日高が舞台となるこの映画「北の零年」、北海道の開拓に志をもって淡路島から日高に移住した一人の女性が主人公の物語、来年の秋に公開予定で準備が進められています。
岡田社長にとっても久しぶりの本格的な映画制作に気合が入っていました。　楽しみです！

　では、失礼で〜す！


岩倉博文

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