２００４年０１月２７日発
　陸自と海自本隊への派遣命令が出ました。
目的達成を心から祈りたいと思います。
先遣隊の活動が報道されていますが、佐藤隊長はじめ隊員の行動も堂々としてたいしたものだと思います。
サマ−ワの住民との信頼関係を醸成する為には、やはり初期の行動が一番大切です。
部族社会のイラクと日本社会とでは、さまざまな場面でずい分と違いもあると思います。

　先週の新聞等でサマ−ワ市民は自衛隊派遣に対し「雇用」を期待していて、それが満足出来なければ逆効果も予想されるというト−ンの記事もありました。
週末のテレビ報道ではサマ−ワ市民が街頭インタビュ−で「雇用だけを期待しているわけではない、自衛隊の活動には十分期待感を持っている。」という映像を見ました。
現地に足を入れたことのない私にとっては、報道等で見聞きした現地情報を自分の頭で加工する事はできませんが、先週の報道ト−ンにふれて「そんな事はないだろう！」と感じていたんです。
多くのイラク国民は、一日も早く国情が安定し、生活が安定し、新しい国家建設に向けての歩みを始めたいと思っているのではないかと思います。
その為には国際社会の支援が欠かせない状況ですから、サマ−ワ市民にすればオランダを中心とした治安維持活動部隊に加えて今回、人道・復興支援を目的とした日本の自衛隊が新たに加わったことは歓迎すべきことだと思います。
まぁ、市民にさまざまな反応があるのも事実でしょうが、日本の自衛隊派遣を現地で日本の記者が主観的に書いてもまったく意味がないことで、サマ−ワ市民が実際どう考えているかを知りたいところです！
サマ−ワ市民に街頭で日本の記者が取材をして「日本の自衛隊派遣をどう思いますか？」という質問をしたとしたら、「日本は経済大国、我々に仕事を与えて欲しい！」と答えるのは十分に理解できます。
しかし、だからといって仕事が与えられないとしたら自衛隊派遣の意味はないとは考えてはいないと思いますよ！
やはり状況を把握して報道を見ていく必要があるのではないかと感じました！

　もう一つ、イラクに関する報道に関して。
日曜の朝のニュ−ス番組で報道規制についての議論がありました。
メディアとしては政府の報道に対する姿勢に疑問を投げかけていました。
メディアといってもメジャ−だけではなく、さまざまなメディアが現地に入ることになるのでしょうから一定の規制は必要だと思います。
取材競争が始まるでしょうし、取材熱がエスカレ−トすれば何が起きるか分かりません。
いろいろなケ−スを想定して訓練をしてきた自衛隊員ならいざ知らず、政府にとってプレス対策は恐らく現地で一番厄介な問題の一つだと思います！
しかし、そういう私も現地で取材する記者が発信するニュ−スを期待しているわけですし、これも難しい問題ですねぇ〜。
十分注意をして取材にあたって欲しいと思います。

　BSEに鳥インフルエンザ、徐々に影響が広がってきています。
オ−ストラリア牛肉の宣伝を目にする機会も増えてきました。
米国産牛肉の輸入禁止問題も日米間で大きな問題となる気配です。
食の安全に係るこれらの問題は、国内でBSEが発生してようやくそこから抜け出そうとしていた時だけに、タイミングが悪かったですよ。
しかし、法律まで作って食の安全に対する姿勢を示した直後ですから、わが国の方針をしっかりと理解してもらわなければならないでしょう。
先週、苫小牧の「吉野家」に行って牛丼を食べてきましたが、カレ−丼がメニュ−に加わってました。
店に入って注文して、食べて、店を出るまでわずか１０分〜１５分あれば十分です。
もっとも私は早飯食い、牛丼チェ−ンにとっては頭の痛い米国BSEショックです！

　高知競馬場で話題のハルウララに武 豊騎手が騎乗することになったとの報。
3月のレ−スのようですが、ホッとする話題です。
現在102連敗中のハルウララ、何とか一勝させたいと思うファンと武騎手が騎乗しても堂々と負けて欲しいと願うファンと二分されることでしょう。
春先一番、ハルウララの話題フィ−バ−になりそうです！

　昨日から苫小牧市内をまわっています。
夜には桜井市長後援会の新春の集いに出席しました。
昨年の統一地方選挙で劇的な勝利を納めた桜井市長ですが、以来大変な9ヶ月でした。
何せ「16年間」続いた組織の改革ですから半端な作業ではありません。
たとえば民間企業でも、社長が意としたネクストであれば組織改革もスム−ズに進むのでしょうが、意としないネクストだった場合には大変な作業を強いられます。
さまざまな意味で、桜井市政も早い段階で多くの壁にぶつかっている現状は、組織論的に私はむしろWelcomeだと思ってるんですよ。
彼がのり込んだ組織は、並みの組織ではありませんから！
引き継いだ多くの問題群や課題群、過去の延長線上で新しい市役所づくりは出来ません。
いずれ「過去の延長で物事を考えるサイド」と勝負をしなければならない時もあるでしょう。
是非がんばって欲しいと思います。

　今日も夕方まで苫小牧をまわってました。
夜は室蘭と苫小牧の会合に出席、もっとも苫小牧での会合は二次会となりましたが！
室蘭と登別の中間あたりで凄い雪、室蘭市内はさほどでもなく、白老、苫小牧ではまったく降雪はありませんでした。
僅かな距離の差でずい分違うものです。
明日も終日苫小牧です。
風邪気味の気配、今晩から薬を飲むことにしました。
喉から来るのですぐわかりますし、抗生物質（クラピット錠）と出会ってからへんとう炎を克服しているのでこの段階から薬を飲んでいれば大事には至りません。
風呂に入って寝ることにします！　失礼で〜す。


岩倉博文

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