２００４年０２月２０日発
　２月も中盤から後半に入ろうとしています。
サマ−ワ情勢も落ち着いているようですし、陸自、海自、空自共に任務を順調に進めています。
又、昨日はイランのアザデガン油田の権益を日本の企業連合が獲得したという報道がありました。
世界的にも大きな油田で、昨年来イラク問題の影に隠れていたんですが日本にとっても大きな意味を持つことになる契約です。
何と言っても輸入原油の大方を中東諸国に依存しているわが国ですが、経済活動や生活の血液の一つとしてのエネルギ−確保は極めて大切な問題。
この油田開発は極めて特殊なノウハウが必要な仕事なんですが、日本経済発展プロセスの影で大きな役割を果たしてきた業界でもあります。
アラスカ留学時代に知り合った知人で当時からずっと石油開発にかかわってきた人がいますが、現在でも中東の石油開発にかかわっています。
この知人の話を聞いているといつも「プロジェクトＸ」ものだと感じてました。
日常的にあまり目立たない業界ですが、昨日のアザデガン油田権益獲得の報道を見てこのプロジェクトにかかわってきた人、かかわっていく人たちの顔が目に浮かびました！

　衆議院は、平成１６年度予算案審議の真っ只中です。
連日各委員会も開催されていることと思いますが、国対や議運では着地日程を睨みながら与野党で水面下の攻防が激しくなってきていると思います。
少しでも抵抗したい野党、しかしあまりゴネれば世論の批判も浴びる、スム−ズに運びすぎてもマスコミから批判を浴びる、参議院選挙対策上の観点からも知恵とタイミングが求められる局面です。
与党は、予定していた日程どおりに運びたい、ギリギリの日程だけは避けたい、参議院での審議日程に迷惑がかからないように衆議院を通過させることを考えることになります。
結果として、この通常国会では３月３日に衆議院を通過、年度末までには参議院で可決され成立する目処が日程的にはたったようです。
同時に、衆議院各委員会では関係法案の審議が続いてます。
全党一致で賛成の法案、野党の一部が反対の法案、野党の全てが反対の法案、だいたいこの三つのケ−スになります。
与党サイド、つまり自民と公明が意見が分かれる事はありません。
何故なら、与党の場合は国会に法案が上がる前に党内で十分論議をしているのと与党間での調整を済ませているためです。
自民党の場合は毎朝の政調の各部会で各省庁の担当官も出席して協議がなされています。
全会派一致案件だけ採決時、着席のまま議長の進行に「意義な〜し」という声をかけて決ります。
反対の政党がある場合、大方の法案は起立採決、これも議長の進行に「賛成」の場合に起立する側と「反対」の場合に起立する場合とに分かれます。
重要法案になると記名採決となります。
事務職員が議員の氏名を呼び上げて議場の演台まで行って札を事務職員に渡します。
賛成は青票（青い木札）、反対は白票（白い木札）となりますが、この札は議員席に青白共に５枚ずつセットされています。
稀に間違った札を持参して、途中で引き返して取り替えている議員の姿も見られますが、自民党の場合は政府提出案件は全て賛成、与党として当然なのですが、従って間違いはありません、野党の場合は法案によって反対、賛成が各党分かれますから、間違いが稀に発生します！

　昨夜、室蘭で公明党、風間ひさし先生の励ます会に出席、大勢の皆さんが管内各地から出席されてました。
今日は華道家元池坊苫小牧支部の創立５０周年記念行事に出席。
先立って、丸井デパ−トで開催されているいけばな展も見てきたんですが、本当に久しぶりに本格的ないけばな展を見たような気がします。
姿勢のいい作品が目にとまりました。　いいもんですねぇ〜。
私自身は、現代風な作品より伝統的な作品のほうが好みなようです。
日曜日に、支部長をしている表千家で茶席を担当するので再度行ってくる予定です。
華道に茶道、日本に古くから伝わる文化ですが、若い人たちからは少し敬遠気味とのこと。
ライフスタイルの変化と趣味の多様化、今日もご案内してくれた先生からお聞きしたんですが、洋風の家が増えて次第に生け花のスタイルも変化してきたとおっしゃってました。
確かに畳の部屋が少なくなりましたからねぇ〜！
日本古来の伝統文化の伝承と振興にがんばっていただきたいと思います。

　さ〜て、いよいよ明日は連合後援会主催の新春の集いです。
午前１１時から、苫小牧グランドホテルニュ-王子３Ｆで開催します。
当日券（2,000円）もありますから、お一人でも多くの皆様にご出席いただきますようお願い致します。　よろしく！

　これからジムにと思ったんですが、そうそう金曜日はお休みで・し・た！


岩倉博文

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