2006年08月21日発

 駒苫、よくがんばってくれましたぁ〜。 第88回全国高校野球選手権大会で堂々の準優勝、香田監督とすべての選手たちの 快挙を心から称えたいと思います。

 昨日の決勝戦は、球史に残る素晴らしい延長引き分け試合。 そして、今日の再試合も白熱 した素晴らしい試合となりました。 駒苫最後の追い込みに球場内もかなり燃え上がりましたが、結果的に負けてしまいまし た。 でも、考えてみれば4200校の頂点に3年続けて立つことのほうが異常ですよね! 3連覇の挑戦権を手に入れて、そし て準優勝したわけですから “ものすごい快挙” だと思います。 ヒット数が両チ−ム共6本、たまたまチャンスにヒットが出て 小刻みに加点した早実に勝利の女神が微笑みましたが、駒苫のHR攻勢も逆風を突いた素晴らしいものでした。

 今日の試合で 一番印象に残った場面は、やはり最後の駒苫・田中君と早実・斉藤投手の勝負でしたね。 田中君のボ−ルに喰らいつく粘りに 感動したし、斉藤投手のペ−スを乱さない冷静なピッチィングも見応えがありました。 駒苫主将の本間君もチ−ムをよく引っ 張ってましたが、試合後にみせた彼の涙も印象的です。 みんな、本当によくがんばってくれましたぁ〜。

 今朝、大切な打合せを終えて午前10時50分千歳空港発の伊丹便で甲子園に向いました。 飛行機の切符が取れるかどうか 心配でしたが、何とか手配できて甲子園に到着したのが午後1時20分頃、飛行機の出発が少し遅れた分だけ到着も遅れてし まい、甲子園に到着した時は試合が始まってました。
 アルプスに着いたらちょうど菊地投手から田中投手に交代したところ、 初回から失点を許してしまいましたが、正直これで “駒苫ペ−スにはまるかも” と思いました。 先行され逆転するのは駒苫得 意のパタ−ンですから。 昨日も今日もそうですが、ワンアウト或いはツ−アウト2塁という場面で一打が出ていれば得点とい うケ−スが何度もありました。 そこでヒットを許さなかったのが斉藤投手の勝因だと思います。 田中君の投球も速かったしス ライダ−の切れもまずまずだったと思いますが、昨日と比べると少し投球テンポが早かったように感じました。 かなりの疲労 だったでしょうからねぇ〜。
 球場内は今日も超満員、駒苫アルプスもすごい人・人・人。 小玉校長はじめ昨日帰道すると言って た北海道嵐田副知事も高橋知事からの指示で今日もアルプスから応援してくれてたし、橋本参議、藤田商工会議所会頭、市議 会笹谷副議長はじめ駒苫野球部父兄会の皆さん、そして生徒たちも残っていて大声で応援してました。 本当に皆さん、お疲れ 様でしたぁ〜!

 駒苫野球部にあらためて “心からおめでとう!”、そして “夢をありがとう!” と叫びたいです。 そして、今度はまた挑戦 者、駒苫の次なる挑戦の歩みを見守りたいと思っています。 明日、夕方に帰苫するとのこと、明後日には総合体育館で報告会 をすることになると思いますが、駒苫の素晴らしい快挙を市民の皆さんと共に称えたい、力強い息吹きを全国に発信してくれ た駒苫球児たちに一人でも多くの皆さんから声をかけて欲しいと願っています。

 甲子園報告でした。 負けた悔しさより “何かホッとした気分” です。 同時に、しばらく駒苫の快挙の余韻を楽しみたいで す。 それじゃ、失礼します!

岩倉博文


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