北朝鮮核実験ショックの余波が覆っています。 まだ確認作業の段階で情報収集と分析が急がれますが、国会は全会一致で北朝
鮮非難決議を採択、２度目の核実験を強行するとの観測もあり今後も予断を許しません。 国連の北朝鮮政府代表の強気の発言も
気になります。 韓国国会では太陽政策に対する批判が噴出しているようだし、中韓にとってもどう反応すべきか難しいところで
すね。 昨日、国民保護法第３５条による苫小牧市国民保護協議会の２回目の会議が開催され素案について審議が行われました。
かなりのボリュ−ムなので、協議会を構成する皆さんには事前に送付させてもらってましたが、それぞれの章について事務局か
ら説明し、ご質問やご意見をいただき了承されましたが、今後は、パブリックコメントなどで市民の皆さんから意見を聞くこと
になります。 ちょうど、北朝鮮の核実験報道直後でしたから複雑な思いが過ぎりました！
いよいよ北海道日本ハムファイタ−ズのプレ−オフが今夜から始まりましたね。 まずは、札幌ド−ムでの第１戦、日ハムが３
対１で堂々の勝利。 苫小牧からもけっこうファンが行ってるでしょう。 優勝すれば、もちろん初優勝。 こりゃ、野球は “北海道
の時代” となりますかねぇ〜。 チ−ムリ−ダ−小笠原の調子もいいようだし期待できます。 楽天から指名を受けている駒苫田中
君に球団代表が挨拶に来たとの報が苫民第一面に載ってました。 田中君のいい顔が写ってました。 苫小牧では、楽天ファンも増
えるでしょう。 正直言って、私も楽天はまったくノ−ケア−でしたが、来季は田中君の登板日が気になりそうです。 ダルビッ
シュが日ハムで順調に育ってますから田中君も期待できると思いますねぇ〜。
このところ庁内にいることが多いんですが、内部打合せやら来客やらけっこう日程が詰まっています。 そんな中、今日はバイ
オエタノ−ルの内部勉強会がありました。 先日、東京の某省担当課でエタノ−ルの話をしていたら先方が “エネルギ−オタク”
みたいなプロで話に付いていけなかったんですよ。 いい機会でした。 基本的なことは頭に入ったような気がします。 ＦＧＴ （フ
リ−ゲ−ジトレイン） の内部勉強会も来月中旬に広域連携ＰＴ主催で開催予定ですが、まずは基本的な情報をインプットするこ
とは大切なことです。 若い人たちと話している時に良く使う言い方ですが、１０の情報量から出したＡという答えと１００の情
報量から出したＡという答えと、同じＡという答えでも中身が違う、といった表現を使います。 出来るだけ多くの情報をイン
プットすることは大事なことだと思うし、自ら情報を取ろうとする姿勢が大切だと思いますね。 今はインタ−ネットで世界中の
情報にアクセスできる時代になりましたが、活字情報だけじゃなく、耳で聞いたり、目で見たり、手でふれたり、多様な手段で
情報にアクセスするクセを身に付けましょう。 情報源が限られてくる世代の反省も含めて、最近よく思うことの一つです。
しばらく苫小牧青少年科学センタ−にある宇宙ステ−ション “ミ−ル” を見てませんが、昨日、かつて “ミ−ル” を入手する
頃にお付き合いをしていた知人から久しぶりに電話が入りました。 今は大阪にいますが、“ミ−ル” の様子を聞きたかったよう
です。 「ミ−ル、元気にしてるかい？」 「はい、本体が消滅しちゃったんで少し寂しがってるかも知れませんね！」 知らない人
が聞いたら “変人なみの会話” に聞こえるかも知れませんが、宇宙好きの身にとって “ミ−ルは気になる存在” なんで
す。
１９８６年にバイコヌ−ル基地から打ち上げられたプロトンロケットの先端に乗っかって宇宙に飛び出た “ミ−ル”、その
後順調に活動し数年前にその役目を終えて大気圏に突入、消滅してしまいました。 苫小牧にある “ミ−ル” はそのバックアップ
機 （後継機） として製造されたものです。 モックアップ機 （模型機） じゃなくバックアップ機だということを理解してもらうの
に苦労した思い出がありますが、電話をくれた知人は名古屋で開催されていたデザイン博に展示中の “ミ−ル” を何度も一緒に
見て、これはバックアップ機だという根拠を最初に説明してくれた人です。 その後、複数の専門家に検証してもらいましたが、
知人が示した根拠が非常に的確だったのでビックリした記憶があります。 材質、設計、ドッキングポ−トの特徴など、当時は国
内の専門家でもなかなか持っていなかった知識でした。
モックアップ機は、モスクワにあった訓練機 （機内訓練用） も含めて世
界に７機ほどありますが、バックアップ機は苫小牧にある１機だけです。 このバックアップ機は、本体が宇宙で活動開始して一
定期間を経た後、後継機としての役目を終え、旧ソ連が初めて西側に公開したものです。 恒例の “パリ航空ショ−” に展示され
たこのバックアップ機、その後名古屋のデザイン博に展示されました。 後で分かったことですが、旧ソ連の宇宙当局が予算不足
に陥って資金稼ぎを目的に貸し出しされたものだったんです。 これが何故、どのようなル−トで日本で売却したいという話が私
に来たかは長くなってしまうので、また次の機会にします。 思い出深い方から電話が来て、当時のことを思い出してしまいまし
た。 もう隠居されていて悠々自適の生活を送られてますが、年内にも “ミ−ルに会いに苫小牧を訪れたい！” と言ってました。
この方じゃありませんが、“ｍｉｒ” という文字をアドレスに使っている人が私の回りに２人います。 いつか私のアドレスも
“ｍｉｒ１１５＠” になっちゃってるかも知れませ〜ん！ それほど思い出深い “ＭＩＲ ＳＰＡＣＥ ＳＴＡＴＩＯＮ” です。
今夜もお通夜があって帰宅し、このダイアリ−を書いてますが、外はすごい雷雨。 終日不安定な空で、日中には停電もありま
した。 今週は天気の周期が目まぐるしいという予報は当ってるようですね。 明日は、まっすぐ札幌に公務出張、お昼過ぎには帰
苫します。 ジムに行くつもりでしたが、雨模様なので止めときま〜す。
それじゃ、失礼します！
岩倉博文