天皇皇后両陛下には、昨日お元気に御到着されました。 千歳空港から植苗にある美々川福祉会を御訪問、午後３時４０分、御
泊所のグランドホテルニュ−王子に御到着、ホテル正面玄関にて三海市議会議長、長谷川同社社長と共に奉迎させていただきま
した。 ホテルに入った所で特別奉迎の皆さんによる歓迎の御挨拶、苫小牧市議会関係者、苫小牧市三役、町連会長はじめ市内各
団体代表者、そしてホテル関係者などから特別奉迎を受けられました。 エレベ−タ−ホ−ルまでの僅かな距離でしたが、緊張し
てずい分長く感じましたよぉ〜〜〜！
歓迎レセプション開始までの間、三海議長とサテライト会場となっている白鳥アリ−ナに行ってきましたが、“わくわく！木
育ランドｉｎとまこまい” にも大勢の子供たちが来て賑わってましたね。 会場には、今日の全国植樹祭式典に参加できない方々
のために映像で式典の様子を見れるよう大きなスクリ−ンがセットされてましたが、こうしてメイン会場だけでなくサテライト
会場にもいろんな工夫がされてました。 運営に係わっている皆さんに挨拶してきましたが、木の遊具が子供たちにとてもマッチ
して楽しそうに遊ぶ姿がとても印象的でした！
午後６時からは、全国植樹祭最初の行事である “歓迎レセプション”。 両陛下もお元気なご様子で、笑顔で会場に入られ、主
催者を代表して高橋はるみ北海道知事から歓迎の御挨拶、大会長の河野衆議院議長の御発声で乾杯、そして宴が始まりました
が、両陛下には約４０分間ずっと御立ちのままで皆さんからの御挨拶を受けられてました。 政界から赤城農水大臣、池坊文科副
大臣、土屋環境副大臣、中谷元防衛庁長官、横路衆議、風間衆議、逢坂衆議、経済界からも王子製紙の鈴木会長、ソニ−の出井
最高顧問はじめ多数の皆さんが出席され、道内外から約３５０名が出席されました。
今朝は１０時前に植樹祭会場に到着。 午前１０時３０分から第５８回全国植樹祭式典前の諸行事が始まり、まずまずのお天気
のなか、プロロ−グのスタ−トは、“アイヌ民族のカムイノミ（神への祈り）とムックリの演奏” でしたがなかなか厳粛なもの
でしたよ。 そして “駒澤苫小牧高校マ−チィングバンド”、今や全国区のバンドですがいつもながら大変素晴らしいです。 プロ
ロ−グの最後に感謝状贈呈式があり、天皇皇后両陛下が御到着。 いよいよ式典が始まりました。 苫小牧出身の伊藤多喜雄さんの
国歌斉唱も素晴らしい響きでした。 一番印象的だったのは天皇陛下のお言葉でしたが、地球環境問題が問われている中で、今を
生きる我々がもしかしたら忘れかけてる意識に問いかけるような含蓄のある内容でした。 御昼食会の折りの御話では、もっとも
伝えたかったところは天皇陛下が指示されたようです。 私自身、御言葉を聞きながら祖父や父が好んだ “木と自然と人間” とい
う言葉が頭を過ぎってました。
緑の少年団、ボ−イスカウト、そしてガ−ルスカウトの皆さんも一生懸命でしたねぇ〜。 “未来
からの緑のメッセ−ジ” も意味がしっかりと伝わってました。 そして、いよいよメイン行事である天皇皇后両陛下によるお手植
え、お手播きとなりましたが、天皇陛下のお手植えは “アカエゾマツ・ミズナラ・ハルニレ”、お手播きが “イチイ・アオダ
モ”、皇后陛下のお手植えは “アカエゾマツ・エゾヤマザクラ・ナナカマド”、お手播きが “シラカンバ・ハマナス”、同時に
参加者代表記念植樹も行なわれ、私もカツラを植樹してきました。 式典は、この後も続きましたが、市役所で行なわれる御昼食
会のため、私はここで一足早く市役所に向うため中座しました。
予定通りの時間に両陛下が市庁舎正面玄関に御到着、正面玄関前広場に集われた大勢の皆さんの歓迎を受けられました。 庁内
では御先導役を務めさせていただきましたが、緊張しましたよぉ〜！ エレベ−タ−でまずは９階会議室にセットしてある植樹祭
を記念して行なわれた絵画展で入賞した作品を御覧いただきましたが、ここの御案内役は高橋知事。 終了後は５階フロア−まで
御案内させていただき、御昼食会場となる第１応接室に入る前に御休憩室となる副市長室まで御案内させていただきました。 少
しの間お休みいただき御昼食会が始まりましたが、天皇皇后両陛下、河野衆議院議長、赤城農水大臣、池坊文科副大臣、土屋環
境副大臣、羽毛田宮内庁長官、佐々木国土緑化推進機構理事長、辻林野庁長官、川島侍従長、目黒侍従、沖田行幸主務官、濱本
女官長、そして高橋北海道知事、釣部道議会議長、三海苫小牧市議会議長、そして私と１７名による御昼食会でした。 三海市議
会議長と共に御無礼なく終えさせていただきました。
御昼食会の後、再び副市長室で御休息、帰途にはまた御案内役を務めさせていただき帰途につかれました。 １階ロビ−では市
関係者による奉送、そして正面玄関から御発ちいただきましたが、御発ちの時も大勢の皆さんに奉送していただき約２時間半に
わたる市役所御訪問を無事終えることができました。 この後、両陛下は北大演習林に向われました。
夜に行なわれた恒例の伝統行事 “提灯奉迎” には女房と行ってきました。 ここでも大勢の皆さんが集われホテルの部屋から両
陛下が提灯を振ると、王子リンク東側広場に集まった市民が提灯を振って歓迎の意を表するものですが、奉迎委員長を務めた宮
本苫民社長はじめ広場いっぱいに集った皆さんと共に私も提灯を持って振ってましたが、なかなか壮観でしたよぉ〜！
天皇皇后両陛下には、明朝苫小牧を御発ちになり栗山町に向われます。 御発ちの際ホテルで奉送させていただきますが、この
度の天皇皇后両陛下の全国植樹祭への御臨席並びに行幸啓にあたり、両陛下を苫小牧に御迎えすることができたことは誠に光栄
であり、苫小牧の歴史にしっかりと刻ませていただきます。 天皇皇后両陛下には、明後日までの行幸啓日程が御無事で済まされ
ますよう心からお祈り申し上げます。
昨日、今日と沿道に大勢の皆さんが集われ小旗を振って歓迎していただきました。 皆さんのお気持ちに心から御礼を申し上げ
ます。 ありがとうございましたぁ〜！ 明日の御発ちまで、最後まで緊張感を持って務めたいと思います。
それじゃ、失礼します！
岩倉博文