2010年07月27日発

 今日は定例記者会見が行われました。 案件などは次の通りです。


《7月27日 記者会見》
1.平成21年度苫小牧市各会計決算の概要について
・平成21年度決算については3億1,097万円の黒字となりましたが、対前年比で2,723万円ほどの減となりました。
・景気低迷による市税収入の減少や基金残高を考えると、今しばらく厳しい財政運営を覚悟しておかなければなりません。
・特別・企業会計の決算では、全体として大きく収支改善が図られてますが、一部の会計で単年度資金不足を計上しています。
・健全化指標の内、経常収支比率は89.4%で、前年度から0.3ポイント改善しましたが、目標値(88.0%)には及びませんでした。 ただ、昨年の財政環境(市税の大幅減少)からすれば想定内だと捉えています。 公債費比率は16.8%で目標値(19.0%)をクリアー、実質公債費比率も11.1%で目標値(12.0%)をクリアーしました。
・決算及び健全化指標の正式な数値は監査委員の審査を経て9月議会に報告することになります。
2.苫小牧市営バス創業60周年記念事業について
・創業60周年を記念した事業を説明(親子ふれあい施設見学会の実施、特別記念回数乗車券の発行など)
3.苫小牧港東港区中央埠頭連続バースの整備効果について
・東港シフトに伴う現段階での効果(待船時間の大幅改善)について報告


 各案件について、私から総括的な説明をし、詳細は担当部長から説明をしましたが、記者さんからは各案件についていくつか質問がありました。 決算値の見方もなかなか難しいもので、単純に前年の数字と比較してもあまり意味がないし、記者さんには厄介なテーマかも知れません。 比較的短い時間で終了しました。


 お昼前に8月5日から8日まで旭川市で開催される『第27回全日本小学生ソフトテニス選手権大会/出場選手表敬訪問』がありました。 苫小牧から男子3名、女子4名の7名が出場しますが、苫小牧ソフトテニス連盟の柳谷会長、堀監督はじめご関係の皆さんが来庁されました。 北海道開催ということもあり慣れた環境で思いっきりプレーして欲しいと思いますが、練習も十分のようだし期待したいですね。 がんばって下さ〜い!


 午後から『全国高等学校選抜アイスホッケー大会/第2回苫小牧市実行委員会』が開催されました。 今年の大会には、“九州・沖縄選抜チーム”はじめ27チーム、729名の選手・役員が参加します。 “氷上の甲子園”の特徴でもありますが、単に試合をすることだけを目的とするのではなく、コーチクリニック、スキルコンテスト、そして王子イーグルスとのエキシビションマッチはじめいろんな試みを通じて全国でアイスホッケーに打ち込む高校生に氷都から何かを持って帰ってもらいたいと工夫を凝らしてます。
 高校生にとっては“苫小牧の氷!”というだけで刺激となる世界ですが、その氷都のリンクで思う存分アイスホッケーを楽しんでもらいたいと思います。 スキルコンテストには、バンクーバーパラリンピック、アイススレッジ銀メダリストで日本代表のDF須藤選手(苫小牧出身)も来てくれます。 期待して下さ〜い!


 帰庁して『コープさっぽろギネス登録祝賀パレードに伴う表敬訪問』、そして『ALT任期満了に伴う退任挨拶』(写真)がありました。 カナダから来ていたKevin Owen、ニュージーランドから来ていたEwen Burtが来月上旬にそれぞれ帰国しますが、2年間お世話になったことに御礼を言いました。 Kevinはエドモントンがホームタウンですが、帰国後バンクーバーのUBCで学業に励むとのこと、Ewenはホームタウンのウェリントンに戻ると言ってました。 そして、新しいALTが2名、来月上旬に苫小牧に来ることになっているそうです。 二人のこれからの活躍に心からエールを送りたいと思います。 ありがとう〜!


 そして、夕方に『中学生こども国際交流事業/出発前の表敬訪問』もありましたぁ〜。 昨年は新型インフルエンザの影響で中止を余儀なくされた事業ですが、これまで数度の研修を経ていよいよ今週末に新千歳空港を経ち北京経由で秦皇島市を訪問します。 みんな事前研修で中国についてだいぶ勉強している感じだったし、勉強してきた中国語を使ってみたいと抱負を言ってた中学生もいましたが、みんなしっかりしてましたぁ〜。 この事業を通じていろんなことを学んできて欲しいし、家庭訪問や学校訪問を通じて中国の今を見てきて欲しいと思います。 そして、やがて両市交流の担い手として育って欲しいと期待していますよ。 がんばって〜!


 来客日程を終えて市役所から山手町に向かい『第32回山手の里「夏まつり」』にお邪魔してきましたぁ〜。 日程の都合でこの時間になってしまいましたが、“夏まつり”は夕方から始まっていたようです。 入所されている皆さんやご家族の皆さん、そして多くのボランティア、法人スタッフが一つになって“夏まつり”を楽しまれてました。 ちょうど雨も上がっていてハワイアンバンドの演奏の合間にご挨拶させていただきましたが、次の日程のためすぐ失礼しました。 ご盛会、おめでとうございましたぁ〜。


 そして、6:30pmから文化会館で開演の『PMFチェンバーオーケストラ演奏会』に女房と行ってきました。 このPMF(PACIFIC MUSIC FESTIVAL)は、世界の若手音楽家の育成を目的とした国際教育音楽祭で、レナード・バーンスタインの提唱で1990年に始まり、毎年夏に札幌を主会場に開かれています。 今年は、7月8日(PMFオープニングコンサート/札幌Kitara)から8月4日(PMFオーケストラ演奏会/東京サントリーホール)までハードな日程が続いてますが、その一環として苫小牧で開催されたコンサートです。 素晴らしい演奏でしたよ! 世界中から応募があって14倍の難関だったとのこと。 今年は日本人演奏家が10名で例年より少なかったようですが、このメンバーに選ばれるまでが難しいようです!


 さて、明日から30日まで上京してきます。 来年度予算編成に向けた苫小牧地方総合開発期成会の中央要望、並びに苫小牧東部開発連絡協議会の中央要望とトップセールスです。 霞ヶ関、永田町、そして企業訪問がメインですが、間もなく臨時国会が召集されるので衆参の議員も東京に戻られてると思います。 暑さとの戦いですねぇ〜。 期成会の中央要望には1市4町の首長が全員揃いますが、しっかり丁寧に取り組んできたいと思います。


 それじゃ、この辺で失礼します!


岩倉博文

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