2011年02月25日発

 NZクライストチャーチを襲った大地震、深刻な事態ですが、安否確認ができない行方不明者の生存の可能性が低くなってきました。 奇跡が起きないかと願うばかりですが、TV報道を見ていると無念さに包まれます。 NZでツアーガイドの仕事をしている苫小牧出身の女性がいて、昨年11月に訪問した際に市民訪問団をケアーしてくれましたが、彼女は永住権を取得して日本人観光客のガイドを仕事にしています。 オークランドに住んでると言ってましたが、クライストチャーチに限らなければ苫小牧出身で留学中の子もいるのではないかと思います。 今のところ苫小牧出身者で今回の被害に巻き込まれたという情報はありませんが、ネーピアとの交流が古いこともあり、最初に頭を過ぎったのは、そうした苫小牧に縁のある方がクライストチャーチ訪問中に巻き込まれなかったかということでした。 本日、市政方針に先立って、この度の地震で犠牲になられた皆さんのご冥福をお祈りし、被災地に対しお見舞いの気持ちを表しましたが、いずれにしても大変な惨事になってしまいました。


 さて、昨日は朝から『政策会議』はじめ諸課題に関する内部打合せがありました。 年度末に向けて一定の方針を決めておくべき案件についての協議が主でしたが、年度末と言っても3月22日まで議会だし、議会が閉会すると年度末日程に入るので議会招集前に打合せをしていたものです。 終日庁内日程でしたが、各部では議会に向けて部長を中心にさまざまな備えに励んでいたと思います。 「千思万考」を掲げている2011年、あらゆることを想定して万全を期して欲しいと願ってます!


 今日、『第21回市議会定例会』が開会しました。 会期は3月22日(火)までの26日間となりますが、市議会議員にとっては任期最終の定例会となります。
《2月25日(金) 第21回定例会/初日》
○開会宣告(10:00am)
○会議録署名議員の指名
○会期の決定
○諸般の報告
○報 告
・第01号 建設委員会審査結果報告について⇒承認
・第02号 専決処分について「平成22年度一般会計補正予算(第12回)」⇒承認
*質問者〜谷川芳一議員、小野寺幸恵議員
・第03号 専決処分について「平成22年度一般会計補正予算(第13回)」⇒承認
・第04号 専決処分について「苫小牧市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正」⇒承認
・第05号 専決処分について「損害賠償(物損事故)の額の決定について」⇒承認
*質問者〜谷川芳一議員、小野寺幸恵議員
・第06号 専決処分について「損害賠償(物損事故)の額の決定について」⇒承認
○行政報告
○諮問第01号 「人権擁護委員候補者の推薦について」⇒議員協議会に持ち越し
○市政方針〜市長より
○教育行政執行方針〜山田教育長より
○議案審議(審議順)
・第01号 「平成22年度苫小牧市一般会計補正予算について(第14回)」⇒可決(全会一致)
*質問者〜北岸由利子議員、谷川芳一議員、小野寺幸恵議員
・第40号 「指定管理者の指定について/文化会館」⇒可決(全会一致)
・第02号 「平成22年度苫小牧市国民健康保険事業特別会計補正予算について(第3回)」⇒可決(全会一致)
・第35号 「苫小牧市国民保険事業基金条例の制定について」⇒可決(全会一致)
*質問者〜谷本誠治議員
・第03号 「平成22年度苫小牧市老人医療特別会計補正予算について(第2回)」⇒可決(全会一致)
・第04号 「平成22年度苫小牧市沼ノ端鉄北土地区画整理事業特別会計補正予算について(第2回)」⇒可決(全会一致)
・第05号 「平成22年度苫小牧市職員退職手当基金特別会計補正予算について(第1回)」⇒可決(全会一致)
・第06号 「平成22年度苫小牧市霊園事業特別会計補正予算について(第1回)」⇒可決(全会一致)
・第07号 「平成22年度苫小牧市介護保険事業特別会計補正予算について(第3回)」⇒可決(全会一致)
・第08号 「平成22年度苫小牧市後期高齢者医療特別会計補正予算について(第2回)」⇒可決(全会一致)
・第09号 「平成22年度苫小牧市水道事業会計補正予算について(第2回)」⇒可決(全会一致)
・第10号 「平成22年度苫小牧市下水道事業会計補正予算について(第3回)」⇒可決(全会一致)
・第11号 「平成22年度苫小牧市自動車運送事業会計補正予算について(第1回)」⇒可決(全会一致)
・第12号 「平成22年度苫小牧市立病院事業会計補正予算について(第4回)」⇒可決(全会一致)
・第13号 「平成22年度苫小牧市土地造成事業会計補正予算について(第1回)」⇒可決(全会一致)
・第14号 「平成22年度苫小牧市市営住宅事業会計補正予算について(第1回)」⇒可決(全会一致)
・第15号 「平成22年度苫小牧市公設地方卸売市場事業会計補正予算について(第1回)」⇒可決(全会一致)
○散 会(16:40pm)


 今日の本会議で“報告”並びに“平成22年度補正予算関連議案”のすべてが承認及び可決されましたが、昨年来の不適切な事務処理に係わる管理責任の所在を明らかにするため正副市長の減給処分(本年1月に実行)に係わる「行政報告」を行いました。 今後の教訓とすべく再発防止に向けて各種対策に取り組まなければなりませんが、既に実行していることもあり、組織上もこの4月から総務部に“行政監理室”を設置し対応することになります。 こうした全庁的な取り組みもさることながら各部各課で不適切な事務処理が発生しないよう日頃から独自の視点で対策に励む姿勢が大切だと思ってます。 議会は3月2日まで議案検討及び代表質問に向けた準備のため休会となりますが、次の議会日程は3月3日と4日の“代表質問”となります。


 アイスホッケーアジアリーグのプレイオフ(セミファイナル)、リーグ1位だった“王子イーグルス”は明日から同4位の“アニァンハルラ(韓国)”と5戦しますが、“3勝先勝ち方式”なので苫小牧で行う第1戦(2/26 14:00)、第2戦(2/27 14:00)、そして第3戦(3/1 18:30)に勝てばファイナル進出を決めます。 因みに、第4戦と第5戦は韓国(アニァン市)で行われますが、苫小牧で決めたいですねぇ〜! ファイナルの日程が3月12日(土)、13日(日)、15日(火)、19日(土)、20日(日)で、こちらも“3勝先勝ち方式”となりますが、まずはファイナル進出を決めることです!


 アジアリーグでは国によって実力差があるので外国籍選手枠数で調整してますが、王子イーグルス、日本製紙クレインズ、日光アイスバックスが2名、アニァンハルラ(韓国)、High1(韓国)、東北フリーブレイズが4名、そしてチャイナドラゴン(中国)が7名という枠が設定されていて、韓国の2チームには日本人選手もいるんです。 カナダ・北米、ヨーロッパに肩を並べるリーグを目指して日本、韓国、中国により創設されたアジアリーグですが、いずれ世界のトップレベルに挑戦できるチームが生まれるといいですね!


 それじゃ、この辺で失礼します!


岩倉博文

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